スペイン語講座(3)接続法
¡Hola!
どうもこんにちは、Kantitoです。
今回はスペイン語学習者にとって大きな壁とも言われる「接続法」について、僕なりに解説していきたいと思います。
接続法とは
以前の記事でも触れましたが、スペイン語には、英語には存在しない「接続法」と呼ばれるものがあります。
そのため、スペイン語学習者の大半の方がここでつまずいてしまうようです…
しかし!
一見難しそうでも、一度コツをつかんでしまえばそんなに難しいことはありません。
また、接続法という名前を覚える必要も全くありません。
接続法の解説に入る前に、まずは接続法の基本的な活用をおさらいしていきたいと思います。
-AR動詞の接続法の活用
hablar(話す)
Yo hable
Tu hables
El hable
Ella hable
Usted hable
Nosotros hablemos
Ellos hablen
Ellas hablen
Ustedes hablen
llegar(着く、到着する)
Yo llegue
Tu llegues
El llegue
Ella llegue
Usted llegue
Nosotros lleguemos
Ellos lleguen
Ellas lleguen
Ustedes lleguen
-ER, -IR動詞の接続法の活用
comer(食べる)
Yo coma
Tu comas
El coma
Ella coma
Usted coma
Nosotros comamos
Ellos coman
Ellas coman
Ustedes coman
mentir(嘘をつく)
Yo mienta
Tu mientas
El mienta
Ella mienta
Usted mienta
Nosotros mentamos
Ellos mientan
Ellas mientan
Ustedes mientan
どうでしょうか?
接続法の活用はこんな感じです。意外と単純ですよね(^^)
しかし、こうも単純にいかないのが、接続法の嫌なトコロでもあります…
不規則的に活用する接続法の動詞
接続法には、例外的に不規則に活用する動詞がたくさんあります。
そのため、そういう動詞の活用は一つずつ暗記していく必要があります…
今回は、その中でも特に重要で使用頻度が高めの動詞をいくつか紹介したいと思います。
tener(持つ)
Yo tenga
Tu tengas
El tenga
Ella tenga
Usted tenga
Nosotros tengamos
Ellos tengan
Ellas tengan
Ustedes tengan
hacer(する、作る)
Yo haga
Tu hagas
El haga
Ella haga
Usted haga
Nosotros hagamos
Ellos hagan
Ellas hagan
Ustedes hagan
saber(知っている)
Yo sepa
Tu sepas
El sepa
Ella sepa
Usted sepa
Nosotros sepamos
Ellos sepan
Ellas sepan
Ustedes sepan
ir(行く)
Yo vaya
Tu vayas
El vaya
Ella vaya
Usted vaya
Nosotros vayamos
Ellos vayan
Ellas vayan
Ustedes vayan
いかがでしょうか?
不規則に変化する接続法の動詞は他にもたくさんありますので、ぜひ頑張って覚えてみてください(^_^;)
接続法はどんなときに使われるのか
さて、ここからが本題となります。
「接続法の活用はわかったけど、接続法っていつ使うの?」
そんな方のために、僕なりに説明していきたいと思います。
文の主体と動作の主体が一致しないとき
少し難しく、かつ一番適切な言い方でいうと、「主節」と「従属節」の主語が別々のときは接続法を用います。…といっても、
「従属節」って何?」
って思われる方もいるかと思いますので、一番簡単に言ってしまうと、
文の主体と動作の主体が一致しないときに「接続法」を用います。
どういうことかというと、
Quiero ayudarte.
君のことを手伝いたい。
この文の場合、文の主体と動作の主体がどちらもYo(わたし)にかかっています。
しかし、次の文ではどうでしょう。
Quiero que me ayudes.
(君に)手伝ってほしい。
こちらの文では、文の主体はYo(わたし)ですが、動作の主体はTu(君)となっています。
他にもいくつか例文を挙げていきます。
Espero verte pronto.
早く君に会えたらいいなあ。(文の主体、動作の主体ともにYo)
Espero que veas pronto a tus padres.
早く(君の)両親に会えたらいいね。(文の主体はYo、動作の主体はTu)
Nesecito comprar una nueva computadora.
新しいパソコンを買わないといけない。
Nesecito que mi padre me compre una nueva computadora.
お父さんに新しいパソコンを買ってもらわないといけない。
Mi mama no permite que tengamos un perro.
お母さんは犬を買うことを許してくれない。
いかがでしょうか?
いつ接続法を使うべきか、大体の感覚はつかめていただけたかと思います。
間違っても気にしない
一番大事なことは、接続法が難しくてつまずきそうになったり、間違ったりしても気にしないことです。
なぜなら、ぶっちゃけ接続法の使い方を間違っても、ネイティブは理解できるからです。
人によって多少は「ん?」とはなっても、外国人だし、「ああ、こう言いたいんだな」と理解してくれる人が大半なはずです。
私たちも、日本語がカタコトな外国人が言おうとしていることを、推測することはできますよね?
なので、変に自分にプレッシャーをかけすぎずに気楽でいることが、言語を学ぶモチベーションを維持し続ける秘訣と言えます。
初めのうちは文法間違いなど気にせず、どんどん間違っていきましょう(^^)/
一番大切なのは、間違うことを恐れずにどんどん話すことです。
いかがだったでしょうか?
今回は接続法について、軽くお話ししてきました。
以前の記事でも述べていますが、言語を学ぶ際は深く考えすぎる必要はありません。
私たちが日本語を自然と話せるようになっているのと同じです。
もちろん、自動車免許のように、初めに土台となる部分をしっかりと理解することは大切ですが、その後は何度も同じことを繰り返していくうちに、自然と習得していくものです。
私の記事を読んでくださっているみなさんは、ある明確な目的があってスペイン語を勉強しているはずなので、モチベーションを崩さずに楽しみながら学ぶことが大切です。
それではまた!
¡Chao!