ロマンス諸語はお互いにどのくらい似ているのか
¡HOLA!
どうもこんにちは、Kantitoです。
さて、今回は普段とは少し違ったテーマで書いていきたいと思います。
以前の記事でも述べましたが、現在僕はスペイン語、英語と並行してポルトガル語、イタリア語、フランス語、ドイツ語を勉強しています。
一見、一度にたくさんの言語を学習するのは無理だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全然そんな事ありません。むしろ、一度1つの言語を習得してしまうと、それ以降の言語の習得がかなり容易になります。
これは特に同じ系統の語族から派生した言語同士に当てはまることです。
例をいくつか挙げます。
ゲルマン語派、西ゲルマン語群
- 英語
- ドイツ語
- オランダ語
- アフリカーンス語
イタリック語派、ロマンス諸語
- イタリア語
- フランス語
- スペイン語
- ポルトガル語
- ルーマニア語
スラブ語派、東スラブ語群
- ロシア語
- ウクライナ語
- ベラルーシ語
これらは一部の言語の派閥に過ぎませんが、このように同じ系統の言語はお互いに似通っているのです。
例えば、ドイツ語が話せる人にとって英語やオランダ語を習得するのは難しくないでしょう。
スペイン語が話せる人にとってポルトガル語やイタリア語を習得するのも難しくありません。
僕のケースで説明すると、僕はスペイン語を話せるので、僕にとって同じロマンス諸語であるポルトガル語やイタリア語、フランス語を習得するのはそこまで難しくはないという事です。
さて前置きが長くなってしまいましたが、今回は実際にロマンス諸語はお互いにどのくらい似ているのか、について書いていきたいと思います!
それでは、いくつか例を見ていきます。
🇪🇸Yo creo que es muy importante.
🇵🇹Eu acho que é muito importante.
🇮🇹Io credo che è molto importante.
🇫🇷Je crois que c'est très important.
訳: 私はそれはとても大事だと思う。
単語別に見ていきましょう。
「良い」
🇪🇸bien(ビエン)
🇵🇹bem(ベム)
🇮🇹bene(ベーネ)
🇫🇷bien(ビアン)
「寝る」
🇪🇸dormir(ドルミール)
🇵🇹dormir(ドルミール)
🇮🇹dormire(ドルミーレ)
🇫🇷dormir(ドるミーる)
「静けさ、静寂」
🇪🇸tranquilidad(トランキリダー)
🇵🇹tranquilidade(トランキリダージ)
🇮🇹tranquillità(トランクィリタ)
🇫🇷tranquillité(トらんキリテ)
「会話」
🇪🇸conversación(コンベルサシオン)
🇵🇹conversação(コンベルササオ)
🇮🇹conversazione(コンベルザツィオーネ)
🇫🇷conversation(コンベるサション)
はい、どうでしょうか?かなり似てますよね!
もちろん、それぞれ違う言語なので全く似ていない単語もたくさんありますし、発音も違います。
しかしながら、やはりお互いが同じ系統の兄弟のような関係であることから、似ている単語がたくさんあるんです。
つまり、一度にたくさんの言語を勉強するのは皆さんが思うほど難しいものではありません。同じ系統の言語を正しく勉強していけばマルチリンガルも夢ではないのです。
今回はロマンス諸語をテーマに書きましたが、当然ながら同じことが他の語派の言語にも言えます。
例えば、同じゲルマン語派から派生したドイツ語とオランダ語も、文法的にも語彙的にもとても似ています。
スラブ語派から派生したロシア語とウクライナ語もとても似ているそうです。面白いですよね(^^)
というわけで、今回はロマンス諸語について軽く触れさせていただきました!
スペイン語を勉強している方は、ポルトガル語やイタリア語などの兄弟語も一緒に勉強してみてはいかがでしょうか?きっと面白い発見がたくさん出てくるはずです(^_^)
最後まで読んでくださりありがとうございました!Muchísimas gracias!
それではまた!Chao!
スペイン語でのカップル同士の呼び合い方
¡HOLA!
どうもこんにちは、Kantitoです^ ^
今回は、スペイン語でのカップル同士の呼び合い方をいくつか紹介したいと思います!
その中でも特に、僕が嫁を呼ぶ時や彼女が僕を呼ぶ時に使うフレーズを紹介していきたいと思います。
なので、他のスペイン語圏の人も同じ表現を使うのかどうかは定かではありません(^^;)
【amor】
この単語はスペイン語圏の人は誰でも使うと思います!それくらい恋人を呼ぶ時に使う代表的な単語です。
「アモール」と発音します。
イタリア語の「アモーレ」と似ているので覚えやすいですね(^^)
【bebé】
この単語は「ベベ」と発音します。
英語で言う「baby」にあたりますね。僕たちの場合はこちらも非常によく使います!
【esposo amado, esposa amada】
これは直訳すると「愛する夫」「愛する妻」という意味になりますが、僕たちは非常によく使います。
「esposo」は男性名詞なので「夫」、「esposa」は女性名詞なので「妻」を意味します。
「エスポーソ アマード」「エスポーサ アマーダ」と発音します。
このフレーズは夫婦の場合のみに使いますね(^^)
【querida mujer】
はい、これは僕が個人的によく使うフレーズで、「愛しい妻」という意味です。
一つ前の「esposa amada」と似ていますね。
発音は「ケリーダ ムヘール」です。
【mi cielo】
このフレーズも、スペイン語圏のカップル同士ではよく使われていると思います!
「ミ シエロ」と発音します。
直訳は「私の空」という意味になりますが、恋人を呼ぶ時には頻繁にこのフレーズが使われます。
【papi, mami】
「papi」は「お父さん」を意味する「papá」の砕けた言い回し、「mami」は「お母さん」を意味する「mamá」の砕けた言い回しですが、夫婦の間ではこのように呼び合います。
発音は「パピ」「マミ」です。
【tesoro mío】
直訳すると「私の宝物」となります。ちょっとクサい表現ですが、ラテンアメリカでは実際によく使われます!
「テソーロ ミオ」と発音します。
【mi vida】
このフレーズはラテンアメリカではとても使われる表現です!
発音は「ミ ビーダ」です。
直訳すると「私の人生」となります。
また、前述の「amor」と組み合わせた「amor de mi vida」というフレーズもよく使います。英語で言うと「love of my life」ですね。
Eres el amor de mi vida.
(あなたは私の大切な人よ。)
という風に使います!
はい、どうだったでしょうか?
スペイン語は恋人を呼ぶ時に使う単語やフレーズがとても多いので面白いですよね(^_^)
日本語には無い表現が多いので、変に考え過ぎずに「スペイン語ではこういう風に言うのか」と理解しようとする姿勢が大切です。
言語を勉強する際はかえってその方が上手くいくことが多いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!Chao!
よく使われるスペイン語の単語や表現
¡HOLA!
どうもこんにちは、Kantitoです^ ^
今回は、僕がよく使うスペイン語の単語や表現を紹介していこうと思います!
ネイティブも本当によく使う表現だと思うので、今から紹介するフレーズはぜひマスターしてほしいと思います(^^)
それでは、ざーっと箇条書きで紹介していきます!
- pues
- bueno
- o sea
- es que
- la verdad es que
- exacto
- claro
- entonces
- enserio
- a ver
はい!ざっとこんな感じでしょうか。
これらの単語やフレーズはネイティブの間でも本当によく使われています。
実は他にももっと紹介したいフレーズがたくさんありますが、全てを一片に紹介すると長くなり過ぎてしまうので、今回はこれくらいにしておきたいと思います(^^;)
それでは、一つずつ説明していきます!
【pues】
これは、文章の初めや会話のつなぎの言葉として一番よく使われていると感じています。日本語でいう「まあ」「えっと」「うーん」などにあたります。
この単語はおそらくどのスペイン語圏の国でもよく使われていると思います。定かではありませんが…
Pues yo creo que es mejor.
まあ俺はそのほうが良いと思うよ。
A: Qué color te gusta?
B: Pues... me gusta el azul.
A: 何色が好き?
B: うーん、青かな。
【bueno】
この単語も非常によく使われます。いろいろなシチュエーションで使われるため、日本語に訳すのが難しい単語です…
「まあまあ」「わかったよ」「いいよ」「えっと」などにあたると思いますが、日本語に直すのがほんとに難しいです(^^;)
A: Quieres ver una película?
B: Bueno.
A: 映画観ない?
B: いいよ。(君が観たいなら観よう。)
A: Dijiste que no querías el café.
B: Sí pero ahora me dieron ganas de tomarlo.
A: Bueno.
A: コーヒーいらないって言ったじゃん。
B: そうだけど今飲みたくなっちゃったんだよ。
A: まあ、わかったよ。(日本語に訳すの難しい…)
また、「pues」のように会話のつなぎ言葉としても使われます!
A: Qué color te gusta?
B: Bueno... me gusta el azul.
A: 何色が好き?
B: うーん、青かな。
日本語には無いニュアンスなので習得するのが難しいですが、非常に良く使われるし非常に便利な単語なので、YouTubeなどでネイティブの使い方を観察してぜひマスターしてほしいと思います!
【o sea】
こちらも本当によく使われます!
「つまり」「ということは」という意味で使います。
A: Este sábado hay un partido muy importante de Real Madrid.
B: Oh, ese día yo tengo trabajo.
A: O sea no vas a poder ver el partido?
A: 今週土曜日はレアル・マドリードの大事な試合があるよ。
B: あー、俺その日は仕事だ。
A: ということは試合観れないってこと?
A: Quieres ver una película?
B: Sí pero ahorita estoy leyendo un libro.
A: O sea no quieres verla?
A: 映画観たい?
B: うん、でも今本読んでる。
A: つまり観たくないってこと?
【es que】
はい、これも非常によく使います!
これは日本語で言うと「だって〜だもん」にあたると思います。
A: Oye, come brócoli.
B: Es que no me gusta.
A: こら、ブロッコリーを食べなさい。
B: だって好きじゃないんだもん。
Es que no quiero trabajar.
だって働きたくないんだもん。
【la verdad es que】
これもほんとによく使います!
「実を言うと」「正直なところ」にあたるフレーズですね。
La verdad es que es muy difícil para mí.
正直なところ僕にはそれはとても難しい。
【exacto】
こちらも頻繁に使われますね。英語でいう「exactly」にあたります。
日本語では「その通り」ですね。
A: O sea a él le gusta esa chica?
B: Exacto.
A: つまり、あいつはその子が好きって事?
B: その通り。
【claro】
これもぜひマスターしてほしい単語ですね(^^)
「もちろん」という意味です!
A: Te gusta el sushi?
B: Claro!
A: 寿司は好き?
B: もちろん!
A: Puedes ayudarme?
B: Claro que sí. (síと合わせてこのように表現する事も多いです)
A: 手伝ってくれる?
B: もちろん。
【entonces】
こちらは日本語だと「それなら」「つまり」「そういうわけで」「ということで」などにあたりますね。
この単語もよく使われます。
Bueno, entonces es definitivamente mejor.
まあ、それなら確実にその方が良いね。
A: Yo no quiero cerveza.
B: Entonces pide un vino.
A: ビールは飲みたくない。
B: それだったらワインを頼みなよ。
【enserio】
はい、この単語はぜひ確実に覚えてほしいと思います!僕も頻繁に使います(^^)
「ほんとに?」「まじで?」にあたります。
これは実は一つの単語ではなく、enとserioという二つの単語から成り立っており、厳密には二つ分けて表記するのが正しいです。
しかし、チャットなど友達や家族と会話する時はネイティブも基本的にはenserioと書きます。
A: Sabes que este año ONE OK ROCK va a venir a Sapporo?
B: Enserio? No lo sabía!
A: ONE OK ROCKが今年札幌に来るの知ってる?
B: まじで?知らなかった!
【a ver】
最後はこちらです!
これは日本語だと「えっと」「どれどれ」「ちょっと待ってね」などにあたります。
A: Cuál es tu comida favorita?
B: A ver... me gusta el arroz con curry.
A: 好きな食べ物は何?
B: えーっとね… カレーライスかな。
A ver, entonces qué hacemos ahora?
えっと、それなら今何する?
はい!どうだったでしょうか?
本当はまだまだたくさんありますが、その中でも今日紹介した単語やフレーズは特に頻繁に使われていると思います!
なので、ぜひ確実にマスターしてほしいと思います^_^
最後まで読んでくださりありがとうございました!Muchas gracias por leer!
それではまた!Chao!
エクアドルで使われるスペイン語のスラング
¡HOLA!
どうもこんにちは、Kantitoです。
僕がスペイン語を勉強していて「面白い!」と感じるものがあります。
それは、スラングです。
スペイン語は他の言語に比べても特にスラングが多い言語だと言われており、スペイン語圏の国によっても使われるスラングが違います。
もうとにかく量が多すぎて、日本語では言い表せないものも多々あります(笑)
そこで今回は、エクアドル🇪🇨のスペイン語のスラングについてお話ししようと思います!
僕の嫁にもいくつか教えてもらったので、ご紹介します!
①Chuchaqui
はい、1つ目はこれです!
「チュチャーキ」と発音します。
意味は「二日酔い」で、他のスペイン語圏の国でいうと「resaca」という単語にあたります。
この言葉は、エクアドルのアンデス山脈の地域で話されている「キチュア語」という、先住民族の言葉から由来しています。
Estás chuchaqui?(二日酔いなの?)
と、このように使われます。
この言葉を使っている人がいたら、その人は間違いなくエクアドル出身だと言えますね(笑)
②Llevar piñas a Milagro
はい、2つ目はこちらです!
「ジェバール ピーニャス ア ミラグロ」と発音します。
これは、実を言うと特に大きな意味はありません(笑)
「llevar」というのは「持っていく」「運ぶ」という意味で、「piña」は「パイナップル」です。
「a」というのは「〜(場所)へ」という前置詞で、「Milagro」というのは、エクアドルのある町の名前です。
つまり、直訳すると「ミラグロにパイナップルを持っていく」となります。
どういうこと?と思われるかもしれませんが…(笑)
このスラングが生まれた理由は、ミラグロという町はパイナップルの栽培が盛んな町として知られているからです。
単純にそれだけのようです…(笑)
このフレーズをスラングと呼んでいいのかどうかは分かりませんが、エクアドル独自の言い回しということで一応紹介させていただきます(^^;)
実は僕の嫁がこのミラグロという町の出身で、僕がエクアドルにいたときもずっとこの町に滞在していました!
実際に長期間ミラグロに滞在していて気づきましたが、噂通り大量のパイナップルを積んだトラックを見る機会が非常に多かったです(笑)
また余談ですが、ミラグロのパイナップルはとても甘くて美味しかったです!
個人的には今まで食べたパイナップルの中でダントツ1位です(笑)
③Achachay
3つ目はこちらです!
「アチャチャイ」と発音します。
こちらは寒い時によく使われるスラングで、他のスペイン語圏の国では「Qué frío!」などと言いますが、エクアドル人は「Achachay!」と言います。
僕の嫁も、寒い時はよく使っています(笑)
④Ñaño
はい、4つ目はこちらです!
「ニャーニョ」と発音します。
この言葉は、スペイン語で「兄弟」という意味を表す「hermano」にあたります。
エクアドルではこの単語が本当によく使われていると感じました。
実際に、僕の嫁の親戚の人たちもよく使っていました^ ^
⑤Ponte pilas
5つ目はこちらです!
「ポンテ ピラス」と発音します。
「Ponte」は動詞「Ponerse」(付ける)の命令形で、「pilas」は「電池」という意味になります。
つまり直訳すると、「電池を付けて」となります。はい、こちらも直訳だと全く意味がわかりませんが…(笑)
このスラングは若者のエクアドル人の間でよく使われる表現で、「頑張って」という意味になります。
⑥Chévere, Bacán
6つ目はこちらです!
この2つの単語は全く同じ意味として使われていて、一つ目は「チェベレ」、二つ目は「バカン」と発音します。
この2つは「すごい」や「最高」など表す「Genial」や「Estupendo」と同じ意味です。
Qué chévere!
Qué bacán!
という様に使われることが多いです。
Quéを抜いて単独で使われる事も非常に多いです。
エクアドルでは、この2つは本当によく使われています!
厳密に言うと、この2つはエクアドルだけでなくコロンビア🇨🇴やペルー🇵🇪などの周辺国でも使われているらしいですが、細かい使用地域は定かではありません(^^;)
また、スペイン🇪🇸ではこの2つは使われず、代わりに「Qué guay!」(ケ・グアイ)という表現が使われます。
メキシコ🇲🇽の場合だと、「Qué padre!」(ケ・パドレ)や「Qué chido!」(ケ・チド)という表現が使われます。
同じ意味でも、国によって使われる表現が違うので面白いですね(^^)
⑦Cachar
7つ目はこちらです!
「カチャール」と発音します。
これは、「entender」や「comprender」(分かる、理解する)に当たる単語で、主に首都のキトでよく使われるようです。
Me cachaste?(わかった?)
などという使われ方をするそうです。
僕はあまりキトに友達がいないということもあり、一度も聞いたことがありませんでした(^^;)
はい!どうだったでしょうか?
エクアドルのスラングは日本だとまだほとんど知られていないのでは?と思ったので、今回いくつかシェアさせていただきました^_^
エクアドルのスラングはまだまだたくさんあるのですが、他のものはまた別の記事で紹介できればと思います!
Muchas gracias por leer!
それではまた!Chao!(^^)/
国によってスペイン語はどう違うのか
¡HOLA!
どうもこんにちは、Kantitoです。
以前の記事で、スペイン語は国によって発音やアクセント、使われる単語が変わるということを書きましたね^_^
そこで今回は、実際は国によってスペイン語がどのように変わってくるのか、ということをテーマに書いていこうと思います!
①人称代名詞
まずは、以前にも少し述べた人称代名詞です!
それではまず、スペイン🇪🇸の場合からいきます。
(私)Yo
(君)Tú
(あなた)Usted
(彼)Él
(彼女)Ella
(私たち)Nosotros, Nosotras
(君たち)Vosotros, Vosotras
(あなたたち)Ustedes
(彼ら)Ellos
(彼女ら)Ellas
はい、このようになります。
ここで「私たち」と「君たち」に2種類の言い方がある理由は、スペイン語の名詞は男性名詞と女性名詞の2つに分けられるからです。
例えばあなたが男性だとし、男性の友達と一緒にいる、としましょう。
その場合、「私たち」と言いたい時はNosotrosを使います。
それに対し、あなたが女性だとし、女性の友達と一緒にいるときに「私たち」と言いたい場合はNosotrasを使います。
しかし!
あなたが女性だとし、男性の友達と一緒にいるときに「私たち」と言いたい場合、NosotrasではなくNosotrosを使います。
つまり、そのグループに一人でも男性がいれば男性名詞のNosotrosを使うというルールがあるんです。
女性5人、男性1人でもNosotrosを使用します。
このルールはVosotros, Vosotrasでも同じです。
しかし、この人称代名詞がエクアドル🇪🇨やその他大半の中南米諸国の場合だと、
(私)Yo
(君)Tú
(あなた)Usted
(彼)Él
(彼女)Ella
(私たち)Nosotros, Nosotras
(君たち)Vosotros, Vosotras
(君たち、あなたたち)Ustedes
(彼ら)Ellos
(彼女ら)Ellas
と、このようになります。
これも以前の記事で述べたとおり、中南米諸国ではVosotros, Vosotrasは一切使われないからです。
中南米諸国では、「君たち」も「あなたたち」もUstedesだけを使用します。
まあ、そっちのほうが楽ですよね(笑)
ただし例外なのが、アルゼンチン🇦🇷やウルグアイ🇺🇾などの国ではこのようになります。
(私)Yo
(君)Vos
(あなた)Usted
(彼)Él
(彼女)Ella
(私たち)Nosotros, Nosotras
(君たち、あなたたち)Ustedes
(彼ら)Ellos
(彼女ら)Ellas
そうなんです。「君」の人称代名詞がアルゼンチンやウルグアイなどの国ではTúではなくVosを使用します。
他の中南米の一部の地域でもVosを使うらしいですが、アルゼンチンとウルグアイでは基本的にVosしか使われないと言っていいでしょう。
例えば、アルゼンチン出身のサッカー選手のリオネル・メッシもVosしか使っていません。
日本語にもたくさんの方言が存在しますが、地域によって言葉が変化するというのは面白いですよね(^^)
②LLやY, S, Cの発音
これらの子音の発音を聞くだけで、どこの国の人なのか大体分かります。
例えばLLとY。
この2つの発音は、大半のスペイン語圏の国々が「リャ」行もしくは「ジャ」行で発音します。僕もそうです。
しかしながら、アルゼンチンとウルグアイでは「シャ」行で発音するのが一般的です。
例えば、
Cómo se llama?(お名前は?)
この文の場合、僕や大半のスペイン語圏の国々では「コモ・セ・リャマ(ジャマ)」と発音しますが、アルゼンチンとウルグアイでは「コモ・セ・シャマ」と発音します。
また、SやCの場合。
中南米諸国では、日本語の「サ」行の音で発音しますが、スペインでは英語のTHの発音のように下唇を噛んで「サ」行を発音します。
例えば、
Gracias(ありがとう)
この場合、僕や中南米諸国では「グラシ(s)アス」と発音し、スペインでは「グラシ(th)アス」と、下唇を噛んで発音します。
そのため、ちょっとスペイン語の発音を聞けば、その人が大体どこの国の人なのかが容易にわかってしまいます(^^;)
③アクセント
はい、これも非常に興味深いです。
以前の記事で述べたように、スペイン語は南米のコロンビアやエクアドル、ペルーなどの国のアクセントが一番中立的だと言われています。
しかしながらその他のスペイン語圏の地域では、独自のアクセントを持っています。
大きく分けると、
- スペイン
- カリブ海諸国
- 南米南部の地域
と分けることができますね。
僕は専門家ではないので、それぞれのアクセントを細かく説明することはできないのですが(^^;)
スペインではスペイン語だけではなく、カタルーニャ語やバスク語など、地域によって別の言語も話されています。
僕は、おそらくそれらの言語のアクセントも影響されているからでは?と考えていますが、定かではありません。
また、南米南部、特にアルゼンチンやウルグアイではイタリア語のアクセントが強く影響されています。
なぜかというと、アルゼンチンとウルグアイの国民のほとんどが白人系の移民であり、その大半がイタリア人だったからだそうです。
その結果、その地域でのスペイン語のアクセントはイタリア語のそれに近くなったと言われています。
はい!どうだったでしょうか?
英語でもアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語などと区別されているように、スペイン語でも国によって若干違うんですね。
言語の違いというのは文化や歴史などが絡んで形成されたかなり奥が深いものなので、面白いですね^_^
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!Muchas gracias por leer mi blog!
それではまた!Chao!
言語は、やり方さえ間違わなければ誰でも早く習得できる
¡HOLA!
どうもこんにちは!Kantitoです。
さて今回は、言語学習について語ろうかと思います!
以前の記事でも述べたように、現在の僕はスペイン語を流暢に話す事ができます。
また、英文科の大学を卒業したことやカナダへの留学経験があることもあり、英語も話す事ができます。
…とはいっても、現在英語で話す機会が全く無いことから発音がかなり悪化しているかと思いますが…(^^;)
また、スペイン語と英語に加え、ポルトガル語やイタリア語も少しだけ話す事ができます!
まだまだ勉強が必要ですが、それでも簡単なコミュニケーションであれば可能です(^^)
そして、現在はそれらの言語の勉強と並行して、新たにドイツ語、フランス語を独学で勉強しています!
…はい、ここまで読んでみて、もしかしたら僕の事を天才だと思われる方がいらっしゃるかもしれません。
しかしながら全くそんな事はなく、むしろ僕自身は頭が悪い方だと思っています(^^;)
そうなんです。
言語というものは、やり方さえ間違わなければ誰でも早く上達できるんです!
①モチベーション
言語を学ぶ上で一番大切なものが、モチベーションです。
例えば英語を学びたい方。
英語を早く上達させたいのなら、よっぽどの天才でない限り、日本の英語教育のやり方だけでの習得は不可能でしょう。
なぜなら、日本の義務教育だけで英語を学んでいても、周りの学校の友達は英語が大嫌いかもしれません。
そんな環境下であれば、自身の英語学習のモチベーションを高くキープし続けることは難しいでしょう。
言語学習は、趣味と同じです。義務付けられて受動的に勉強するものではありません。
自分が嫌なことは誰もやりたくないのと一緒で、言語を勉強するのも、好きでなければ絶対に続かないはずです。
なので、例えば周りの友達が英語が嫌いなのであれば、その環境から身を離すために学校以外にも塾などに通い個別に英語を勉強する、というのも良いと思います。
そこら辺の方法は人によってそれぞれ違ってくると思うので、自分に合った方法で学習するのが一番良いですね(^_^)
例えば僕の場合。
僕が初めてスマホでスペイン語の勉強を始めたときは「Gracias」(ありがとう)どころか「Hola」(ハロー)すら知りませんでした(笑)
カナダに留学していた当時仲が良かったメキシコ人やコロンビア人の友達がスペイン語で会話していた時も、全くもって理解できませんでした(^^;)
しかしながら、そのメキシコ人やコロンビア人の友達とさらに仲良くなりたいと思っていた当時の僕は、「スペイン語をわかるようになって、彼らが何を言っているのか理解できるようになりたい」という高いモチベーションで満ち溢れていました。
その高いモチベーションがあったからこそ、半年間も毎日スペイン語の勉強を続けられたんだと思います。
また、僕の場合は独学で学ぶやり方が一番自分に合っていると感じていたので、スペイン語教室などに通って誰かに教わる、ということはしませんでした(^^;)
②机に向かって勉強をしない
僕は新しく他言語を学ぶとき、机に向かっての勉強は一切しません。
なぜなら、先ほどにも述べたとおり、言語学習は趣味と同じだからです。
数学などの科目の勉強と言語の勉強は全く違うものだと僕は思っているので、机に向かってノートにメモって…というやり方はお勧めしません(^^;)
例えば僕の場合、言語を学ぶときは基本的にYouTubeを利用しています。
ポルトガル語を学びたいときは、YouTubeでブラジル人の動画などを探して観ています。あとは、ネイティブが言うことをシャドーイングしているだけです。
また、YouTubeなどで学んだネイティブの表現などを、以前のブログでも紹介したHelloTalkなどのトークアプリを利用して、実際にネイティブの人との会話内で使ってみたりもしています。
僕の言語学習は基本的にこれだけです(笑)
でも、この方が僕にとってはとても楽しいので、モチベーションの高さをキープできています。
海外の人と会話すると新たな文化などを知ることができて、とても楽しいですよ(^^)
③文法を勉強し過ぎない
英語を例に出すと、日本の英語教育はどうも机に向かって文法を一生懸命勉強させることを好むようですが、僕はこのやり方は全くおすすめできません(^^;)
僕がカナダへ語学留学をしていた時に気付いたのが、他の国の学生は積極的に人と英語で会話をしようとするが、日本の学生は真逆だということです。
しかしながら、英語の文法テストをやらせてみると、日本の学生の方が他の国の学生よりも成績が良いのです。話すことはできないのに、です。
どういうことかというと、日本人は長年机に向かって文法学習ばかりをしてきたこともあって、英語の文法能力は他の国の学生と比べて凄く高いのです。
しかし!
日本の学生は文法の勉強ばかりをして、会話のコミュニケーションの練習が決定的に欠けているんです。
文法を間違うのが怖いことから、日本の学生は英語で言葉を発するのを恐れているように思います。
それに対して、他の国の学生はとても積極的に英語で話そうとするが、文法は結構めちゃくちゃだということです(^^;)
しかし大事なのは、それでも通じている、ということです。
何が言いたいかというと、文法を間違うことを恐れずにどんどん積極的に話せばいい、という事です。
僕の例で言うと、僕の嫁と会話する時やHelloTalkなどのトークアプリでスペイン語のネイティブスピーカーとチャットをしていた時も、とにかく積極的に話しかけていました。
当然ながら、数え切れないくらいの文法の間違いを犯しました。
しかし、ネイティブの人はそんな事でバカにしません。それどころか、大半の人が優しく訂正してくれます。
あとは、ネイティブが使う表現や単語を徹底的に真似するだけです。
僕は、そうしてスペイン語を習得しました。
④音楽やサブカルチャーなど、学びたい言語に携わる自分の好きなことを見つける
僕はスペイン語の勉強を始めてすぐ、スペイン語の曲やドラマ、映画などをYouTubeなどで探しました。
結局、人間は自分の好きなものにはいくらでも熱中できるんです。当然ですよね(^_^)
自分の好きなことだから、モチベーションを高くキープすることもできます。
僕の場合は、スペイン語の音楽に熱中したこともあって、スペイン語の勉強を毎日続けることができました。
はい!いかがだったでしょうか?
今回は少し長くなってしまいましたが…(^^;)
僕は、自分のスペイン語習得の経験に倣い、ポルトガル語やイタリア語、フランス語などの言語も急激な速さで習得していっています。
それぞれの言語のネイティブとチャットで話す時も、毎回驚かれるくらいです。
しかし今回述べたように、言語というものは、やり方さえ間違わなければ誰でも習得できます。断言できます!
今回のブログがみなさんの役に立てれば幸いです!(^^)
Muchas gracias por leer mi blog!!
それではまた!Chao!